地域の見どころは、必ずしもレジャー施設だけではありません。
過去に起きた重大な事故を現代に伝える施設もまた意義深く、近隣で暮らす際にはぜひ足を運んでみたいものです。
今回は、福島県双葉郡で新居をお探しの方に向け、同地域にある東京電力廃炉資料館の概要や見どころをご紹介します。
福島県双葉郡にある東京電力廃炉資料館の概要
東京電力廃炉資料館は、2011年3月11日の地震と津波によって起きた原発事故を伝える資料館です。
事実を記録し、反省と教訓を後世へと伝えているほか、廃炉現場の最新情報なども発信しています。
見学スペースには1階と2階があり、それぞれのエリアを使い分けて展示がされています。
1階のエントランス付近で来場者をまず出迎えるのは、東京電力の挨拶文です。
エントランスの通過後には、まず2階へ上がって当時の事故に関する内容を確認したのち、再び1階に下りて廃炉に関する情報を見るのが一般的です。
1階と2階にはそれぞれで情報スペースも設けられており、地域の復興への取り組みや原子力・放射線などの情報が確認できます。
東京電力廃炉資料館は時間単位で来場者を入れ替える方式で運営されており、一度の受け入れ人数が限られています。
一度の見学時間は基本的に60分であり、終了時間になったら退館しなければなりません。
一度の受け入れ人数は平時には60人ですが、現在は感染症対策の影響で20人となっています。
見学にあたって予約も必要なので、事前に連絡したうえで訪問しましょう。
●所在地:福島県双葉郡富岡町大字小浜字中央378
●営業時間:9時30分~16時30分
●定休日:毎月第3日曜日、年末年始
●アクセス方法:富岡駅より徒歩15分、タクシーで5分
●駐車場:あり(無料)
福島県双葉郡にある東京電力廃炉資料館の見どころ
東京電力廃炉資料館の見どころは、ゾーン2と呼ばれる、「記憶と記録・反省と教訓」のエリアです。
事故を伝える資料館に赴く際には、現地で当時起きたことが特に気になるところではないでしょうか。
ゾーン2はまさに現地の当時の様子を伝えるエリアであり、事故に際して起きた混乱や行われた必死の対応などがわかります。
当時の現場の雰囲気も伝えるため、ゾーン2には映像視聴のできるシアターホールが用意されています。
停電により明かりもないなかで事態の打開のために奮闘する職員の姿など、当時の様子がリアリティーをもって学べるでしょう。
いずれも文献などでは学べない貴重な内容なので、東京電力廃炉資料館を訪ねた際にはぜひ注目してみてください。
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まとめ
2011年に福島県で起きた原発事故は歴史に残る出来事であり、福島県双葉郡にはご紹介した資料館がすでに作られています。
風化させてはいけない事実や教訓を伝える意義深い施設なので、福島県双葉郡へと転居した際にはぜひ一度訪問してみてください。
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