これから部屋を探す予定の方は、エアコン付き物件に注目してみましょう。
冷暖房付き物件は便利ですが、いくつか注意したい点があるため確認がおすすめです。
電気代・新規設置・故障の際の対応方法についてご紹介します。
賃貸物件におけるエアコンの電気代の目安
冷暖房がエアコンの賃貸物件では、どのくらいの電気代がかかるのでしょうか。
1か月の電気代は、利用環境や利用状況、節電タイプなのかによって多少異なります。
具体的にかかる費用を計算するなら、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が発表する平均単価の「27円/kWh」を用いると良いでしょう。
1時間あたりの電気代は、消費電力（kW）×電気代単価（27円/kWh）でわかります。
消費電力はカタログや取り扱い説明書に書かれているため確認してください。
ただし、温度設定により最低消費電力と最大消費電力が異なっており注意が必要です。
ちなみに、消費電力がW表示の場合は、1,000で割るとkwになります。
たとえば、1時間あたり110kW～780kWの場合で考えてみましょう。
最小消費電力では1時間あたり2.97円で、最大消費電力は21.06円です。
この場合の1時間あたりの費用は、80.1円～568.62円になります。
政府統計情報によると、一人暮らしの1か月電気使用量は154kW・約4,000円です。
エアコン使用料が多い月でも、5,000円台には収まるでしょう。
賃貸物件でエアコンがついていない場合
エアコンがついていない賃貸物件では、無断で設置することはできません。
賃貸借契約書を確認したうえで、管理会社や大家さんに設置許可を得てください。
設置は壁に穴をあける工事が必要となるため、勝手に設置するのは避けましょう。
もし、入居者が勝手に設置すると、退去時に高額な修繕費用を請求される恐れがあります。
また、賃貸借契約書でエアコンの項目があるときは、設置費用を管理会社や大家さんが負担してくれる可能性があるため、交渉がおすすめです。
賃貸物件でエアコンが故障した場合の対処法
エアコンが故障したら、まずコンセントを抜いて管理会社に連絡してください。
賃貸物件では経年劣化による故障で、入居者が修理費用を負担することは少ないでしょう。
ただし、原因が入居者の手入れ不足だった場合は、費用を請求されることがあります。
賃貸物件ではエアコンは管理会社や大家さんの持ち物のため、注意するようにしてください。
まとめ
賃貸物件では、エアコン付き物件を希望する方は少なくありません。
設置されていれば、入居後すぐに冷暖房が使えて便利でしょう。
最初からついていない物件の場合は、大家さんと話し合うようにしてください。
また、新しく設置するときや故障の対処法も覚えておくと良いでしょう。
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