賃貸オフィスを選ぶ際は面積の広さに注目されがちですが、実は天井高も見逃せないポイントです。
天井が高いと開放感があり部屋が広く感じる一方で、天井が低いと部屋が狭く感じられ、圧迫感を受けてしまいます。
今回はオフィスの快適さを左右する天井高について、どれくらいの高さが理想なのか、選ぶ際の注意点を解説します。
賃貸オフィスの天井高はどれくらいがベスト?選び方のポイントを解説
天井高とは、床面から天井下面までの高さを指します。
高さの度合いによって心地良い空間かどうかが左右され、仕事の生産性にまで影響するため、慎重に考えたいポイントです。
建築基準法では天井の高さは2.1m以上としており、一般的なビルのおすすめの高さは、2.4mから2.6mが目安と言われています。
この高さが理想である理由は、日本人の平均身長に合わせているからです。
ただし、オフィスのフロア面積によっても理想の高さが異なります。
たとえばビルのワンフロア全面を使うような、1,000㎡以上あるオフィスでは、天井は3m以上の高さが必要です。
また、業種によっても選び方が変わります。
企画やアイデア出しが多いクリエイティブな仕事をしている場合、天井高は高めにしたほうが仕事の生産性が上がりやすくなるでしょう。
逆に休憩室やトイレなどのリラックスするスペースでは、天井が低めのほうが落ち着きやすい傾向にあります。
賃貸オフィスの天井高を検討する際の注意点
天井の高さを取る際の注意点は、3つあります。
●OAフロアは床のことも考慮する
●天井の高さが一定でない可能性がある
●空調のコストがかかる
OAフロアの設置を検討している場合、OAフロアの床はほかの部屋の床よりも高く(厚く)なっている点に気をつける必要があります。
床下に4cm〜30cm程度の空間をつくり、その中に配線設備を入れて二重構造の床になっているからです。
したがって、その分を考慮した天井の高さも確保しておくのがポイントです。
また、オフィスビルは天井に梁があるケースが多く、天井の高さにばらつきがあることも少なくありません。
ロッカーや書籍棚などの背の高い家具は壁際に置くことが多いですが、壁際に梁がある場合は梁のせいで置けない可能性もあります。
梁の下の高さも合わせて把握しておくのが、失敗を防ぐコツです。
天井が高いと得られるメリットは大きいものの、一方で空調の効率が悪くなり、エアコン代がかさんでしまうという欠点があります。
天井の高さは仕事の生産性や精神面で影響を与えやすい部分ですが、デメリットもふまえて検討することが大切です。
まとめ
賃貸オフィスの天井高は2.4mから2.6m程度がベストと言われていますが、業務内容によってもどれくらいが理想なのか異なります。
また、オフィス内の梁や空調のコスト面などの注意点もあるので、天井高を決める際は慎重に判断しましょう。
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